はじめに
8巻の感想はこちら☟☟☟
ギャンブル漫画『ジャンケットバンク』9巻の感想になります!
この巻では、真経津と天堂の激しい対決がクライマックスを迎え、物語全体の流れに大きな影響を与える展開が繰り広げられます。
また、銀行内で繰り広げられる権力争いと、それに絡む複雑な心理戦が一層の緊張感をもたらします。
今回は、第9巻の内容を詳しく解説しながらその魅力に迫ります。
あらすじ
真経津と天堂の対決がついに最終局面を迎えるところから始まります。銀行内では、ギャンブルだけでなく、キャリアという貨幣を巡った熾烈な権力争いが勃発しています。伊藤吉兆は、この戦いを有利に進めるため、若手行員の御手洗を利用し、自身の権力基盤を強化しようとします。御手洗は地下ギャンブルでの経験を糧に成長を遂げつつも、その実力には依然として不安が残ります。しかし、その若さと熱意は出資者である金持ちたちを魅了し、伊藤にとって重要な駒として機能することになります。
物語の後半では、真経津が天堂をどのように追い詰め、最終的に勝利を掴むのか、その過程が緻密に描かれています。この対決は、ギャンブル漫画としてのスリルだけでなく、キャラクターたちの内面や成長が描かれた人間ドラマとしても注目すべきポイントです。
ブルー・テンパランス
まずはゲームのおさらいです。
対戦カード
ギャンブラー:天堂
行員:御手洗
VS
ギャンブラー:真経津
行員:サカキ
賭け金
12億円
ルール
- ①『配置側』が3枚のカードの並び順を決める
〇カードの種類
・Round×2 (3ラウンド目の場合には6)
・10
・1
正位置(増加)/逆位置(減少)の2パターン
※全てのカードを同じ向きに置くことはできない - ②『選択側』が増減させたい天秤を選ぶ
〇カードの種類
・天堂側
・真経津川 - ③『選択側』が『配置側』によって並べられた3枚のカードから1枚を選ぶ。
- ①~③のカードの結果に伴い月の石を天秤に載せるor取り除く数を決定
10の正位置/天堂側の場合:天堂の天秤に月の石を10個載せる - 選択側、配置側を交代して次のラウンドへ進む
- 2ラウンドごとに天秤の月の石を増減させる
- 天秤が下の場合:加圧。天秤が上の場合:減圧。
勝利条件
相手を行動不能にすること
敗者条件
5分以内に行動を実行できないこと
以降ネタバレも含む感想となりますのでご注意ください。
感想
御手洗の成長
御手洗は、地下ギャンブルでの敗北を経験したことによって、自身の限界を見極め、それを超えようとする姿が描かれています!
この成長はキャラクターに深みを与え、私たち読者に強い共感を与えます。
また、彼が伊藤に利用される中で、どのようにして自分の道を切り開いていくのかが今後の展開に大きな影響を与えるのかが楽しみです。
御手洗の顔芸もこの作品の見所の1つですね!
真経津と天堂の対決
真経津と天堂の対決シーンは物語のハイライトです!
緊張感が漂う心理戦が繰り広げられ、読者を引き込む展開が続きます。
真経津がどのようにして天堂を追い詰め、勝利を手にするのかがワクワクして見れました。
相手がルールを知っていることを逆手に取った知略を巡らせた逆転劇は見ていて爽快感がありました!
加圧から減圧が聞いただけで苦しくなりますね・・・
おそらく目玉など飛び出るような描写になると思うので今までの負け方に比べたら1番ダメージがありそうですね。
天堂は自称「神」であまり読者に好感を持たれていないので悲しむ人はいないね
伊藤吉兆の策略
伊藤吉兆の存在感がこの巻では特に際立っていました。
彼の巧妙な策略や御手洗を利用して権力を握ろうとする計画が、物語の展開に大きな影響を与えます。
彼の計画が成功するかどうか、そしてそれが銀行内の勢力図をどのように変えていくのか、非常に興味深い要素です!
おわりに
シリーズ全体の中でも特に重要なターニングポイントとなる巻でした!
真経津と天堂の対決がついに決着し、物語は新たな局面へと進んでいきます。
御手洗の成長や伊藤吉兆の策略が、今後どのように展開していくのか、次巻以降の物語に対する期待が高まりますね。
次巻は「特別交流戦」です!獅子神と村雨のタッグ戦は目が離せませんね。
今後もジャンケットバンクを応援していきたいと思います!!
次巻の感想はこちら☟☟☟