はじめに
どうも。Rabbitです。
100冊以上ラノベを読んでいますが、その中でも気に入っている、スパイ教室 6巻の感想を記載します!
読み終わった後は「やっぱり竹町先生はすごい。。」と毎巻脱帽させられます。
文章の中に張られた伏線と最後に回収した時の爽快感がこの作品の醍醐味です!
引用:竹町(2021),スパイ教室06 《百鬼》のジビア (富士見ファンタジア文庫)
こんな人にオススメ
- スパイものが好きな人
ジャンプ+でSPY×FAMILYが人気ですが、それ以上に本作品もスパイという設定を十分に活かして読者へ提供しています。活字だからこそ表現できるとも考えています。 - 伏線回収がうまい作品が好きな人
起承転結の結部分の伏線の回収がとにかくうまいです!
あの記述はそういうことだったのか~と毎回驚かされます。1ページ1ページをじっくり読んで先を予想するのも面白いと思います。
あらすじ
死亡率九割を超える”不可能任務”に挑む機関―灯―は、尊敬する同胞たちの死の手がかりを求め、同盟関係である工業国・フェンド連邦に潜入する。
しかし、調査に奔走するジビアの前に鉄壁の防諜機関―ベリアス―のボスが立ちはだかる。
『我々に一方的に奉仕する――呑める条件は、それだけです』
”スパイの世界には、協力はあれど友好はない”皇太子暗殺未遂犯を捕えるため、ティアを人質に『灯』は利用されてしまう。
陰謀と混沌渦巻く中、誰よりも優しい少女は立ち上がる。
『覚悟は決まった――奪われた復讐をするたるために』
少女たちは止まらない。同胞の死を胸に『灯』が暴れ始める。
引用:竹町(2021),スパイ教室06 《百鬼》のジビア (富士見ファンタジア文庫)
感想
6巻のストーリー展開
・フェンド連邦で任務をしていた鳳は浮雲(ラン)以外が全員死亡
・蛇のメンバー翠蝶が灯の中に1人裏切者を混ぜていること
6巻では上記内容がメインに物語が展開していくのだろうと考えていましたが、翠蝶との戦いは次回に持ち越しでした。(次巻が待ち遠しい!! )
同国の尋問/拷問特化型のスパイチーム【べリアス】との騙しあい・化かしあいがメインとなっています。べリアスも一流のスパイであることは間違いありませんが、そこを引き立て役として灯や鳳、クラウスの凄さを十分に感じさせてもらえました。
灯や鳳のような良いスパイを見ているせいで、一般人を平気で巻き込むべリアスはスパイの行動としては普通なのかもしれませんが、成敗されたときにスッキリする勧善懲悪となっていました。
鳳の回想
5巻で灯と競い合った鳳が5巻で1人を残し全滅し、6巻での出番はないのかなと思っていましたが、回想で1人1人のキャラにスポットを当ててくれました!
クラウスの教え下手に鳳メンバーは驚愕するシーンがクスっと来ましたし、驚愕しながらもクラウスの凄さを認め、鳳のメンバーで協力していくシーンが胸がアツくなりました。
1人1人の回想では灯とも仲良くなっていき、読者にも良いキャラだなと思わせても、既に時系列的には死亡してしまっている点は虚しさを感じました。
こんな良いキャラたちを退場させてしまう竹町先生の無常さを思い知らされました。。
翠蝶の協力者/灯の裏切者は!?
べリアスの裏側でチラつく翠蝶の影があるが、あまり動きを見せない翠蝶。
6巻ラストで物語が動きました。灯の隠れ家が襲撃されそこに現れた翠蝶と緋蚊というコードネームを与えられた灯のメンバーの2人。(裏切者は誰か予想してみてください!)
絶望感がある中、6巻は終了しました。
きっと裏切者は翠蝶を騙している(2重スパイ)だろうと予想していますが、そんな予想通りに竹町先生が執筆するとは思えないので、どんな展開にしていくのか楽しみです。
次巻も読ませたいと思わせる引きがとにかくうまいですね。7巻発売は現在の刊行ペースで考えると2022年2月です!
スパイ教室はライトノベルにあまり馴染みがない小説好きな人にも是非読んでほしい作品です!