MENU

【ラノベ】ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編 5巻 感想・考察 ※ネタバレ有 新たな退学者!?

※当記事はネタバレが含まれますので、まだ未読の方はようこそ実力至上主義の教室へ2年生編 5巻を読み終わってからご覧ください。

 

 

 

 

 

はじめに

どうも。RabbitCorpです!

 

待ちに待ったようこそ実力至上主義の教室へ2年生編 5巻が発売されました!

 

私も25日0時に即購入して3時くらいに読み終わりました!

寝不足と5巻の衝撃的な展開でその日は仕事に手が付きませんでした(´・ω・`)

 

このブログを読まれている方も喪失感を抱えている方が多いのではないでしょうか?

5巻について感想・考察を記載していきたいと思います!

f:id:RabbitCorp:20211026000915j:plain

引用元:MF文庫J公式HP(製品情報 | MF文庫J『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編』)

あらすじ

試験史上最も容易で、最も残酷な『満場一致特別試験』開始!

2学期が開始と共に2つのイベント、体育祭と初の文化祭の開催が発表された。文化祭に胸躍らせる高度育成高校の生徒達だが、茶柱が唐突な特別試験の開催を発表する。
試験名は『満場一致特別試験』。クラス全員の意見が一致するまで投票を繰り返すという一見容易な試験内容。だがその本質は茶柱の10年来のトラウマになるほどのもので……。
全員が投票で意思表明する必要がある『満場一致特別試験』によって否応なくその混沌に巻き込まれていく生徒達。
「では、最後の課題を表示する。投票の用意を」
試験史上最も容易で、最も残酷な試験! 悔いなき選択を生徒達は果たして選ぶことができるのか!

引用元:MF文庫J公式HP(製品情報 | MF文庫J『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編』)

感想

恵との交際発表

 前巻から夏休み明けに交際発表すると綾小路と恵は話し合っていました。

 どんなかたちで交際が発覚するだろうと思っていましたが、唐突にクラス内で清隆/恵と呼び合い、綾小路グループ含むクラスメイト全員に見せつけました。

 

 この交際発覚に対して反応が気になるのは、以下です。

 

  1. 愛里
  2. Bクラス女子

 

 本来であれば 一ノ瀬 の反応が楽しみでしたが、クソ生徒会長(南雲)に暴露されてしまったため、既に知っているメンバーの1人となってしまっております· (╥_╥) ·

 

 愛里はこの巻で触れられていますが、ずっと思い人であった綾小路の唐突な交際を知りショックは人一倍大きかったです。愛里はこの時点でどん底まで突き落とされたと思っていましたが、ここがどん底でないことをまだ誰も知る由もありませんでした。。

 

 Bクラス女子は綾小路と一ノ瀬の恋のキューピットとして最近はずっと立ち振る舞っていました。ここで綾小路が別の彼女を作ったとなれば、Bクラスにとっては『裏切り』と捉えられそうですね:(´◦ω◦`):

 5巻ではこのあたりの反応は見れませんでしたが、次巻でBクラスと綾小路のやり取りが発生するときがあれば、見れそうで楽しみです!

 

 綾小路と恵は公のカップルとなったので、密かにやり取りする必要もなくなり、今後恵からのイチャイチャが増しそうですね(笑)

 

満場一致特別試験

 5巻の大部分を占めたのはこの特別試験です!

 過去に茶柱先生なども経験した遺恨のある試験。これをどう各クラスが立ち向かっていくのかを見せてくれてます。

 

■5つの課題■
①:3学期に行われる学年末試験でどのクラスと対決するかを選択せよ

②:11月下旬予定の修学旅行に臨む旅行先を選択せよ

③:毎月クラスポイントに応じて支給されるプライベートポイントが0になる代わりにクラス内のランダムな生徒3名にプロテクトポイントを与える。あるいは支給されるプライベートポイントが半分になり任意の1名にプロテクトポイントを与える。そのどちらも希望しない場合、次回筆記試験の成績下位5名のプライベートポイントが0になる。

④:2学期末筆記試験において、以下の選択したルールがクラスに適用される
  選択肢:難易度上昇/ペナルティの増加/報酬の減少

⑤:クラスメイトが1人退学になる代わりに、クラスポイント100を得る。
 
 よう実を2年生編の5巻まで読んできた読者の方々だったら課題⑤の内容はこの特別試験のルール説明時の段階である程度予想できていそうですね。
 
 課題⑤までは特に気を張り詰めることもなく、遊びみたいなものでした。プロテクトポイントは今後影響してくるかもしれませんが・・・
 個人的には課題②もかなり好きだったので、そのあたりも述べていきたいです。
 
Ⅰ:修学旅行先熾烈なじゃんけんバトル

 殺伐とした特別試験の中、唯一の癒しでした(笑)

 北海道/沖縄/京都を巡りじゃんけんで決着をつけることになりますが、圧倒的少数派の京都は1人の代表者のみで戦うことになります。

 その一人は 啓誠 !!

 

 「誰も出ないなら対象として出させてもらう。俺は必ず京都へ皆を連れて行く」

 

 啓誠がここまでカッコよかったことがあったでしょうか?

 これはもしかして勝つパターンじゃないか!? と淡い期待を込めていましたが、まさかの初戦敗退。。

 

 これだけでも面白かったですが、堀北が額に手を当ててため息をつく瞬間を目撃。 と堀北も啓誠を陰ながら応援していましたが、無残な敗戦となり希望が潰えてしまったことが個人的にツボでしたo(○´ω`○)o

Ⅱ:Bクラスの狂気

 課題⑤で唯一賛成に1票を投じ続け、現状のBクラスのままではいけないと必死に訴えかける神崎。

 Bクラスは心底神崎が何を言っているのか全く理解できない様子でついに神崎は賛成の票を取り下げることになりました。

 

 この展開は並のホラー作品よりもゾッとしてしまいました。当初Bクラスは仲間思いの良いクラスと考えていましたが、単なる思考が停止した一ノ瀬信者の面々でした。

 柴田も明るい良い奴という印象でしたが、今回の特別試験で何かが狂っていることがわかり、今までの明るい笑顔がなんだか急に怖くなってしまいました。

 

 4クラスの中でBクラスが一番成長という観点ではヤバいのではないでしょうか? 1年生の時と比べて何か成長しましたかね。。

 

Ⅲ:1名の退学者

 課題⑤で賛成に投票し続ける櫛田。

 堀北 もしくは 綾小路を退学に追い込むための作戦を今回しかけてきました。

 圧倒的に味方の多い櫛田でしたが、綾小路との1対1の舌戦でいくつか用意していたエビデンスをことごとく反論されてしまいます。

 

櫛田の胸を触った件についてついに出てきたね!

衣服の指紋なんて1年以上も残らないだろうし、櫛田も詰めが甘かったね。
胸を触った件で恵が慌てる姿は可愛かった♪

 

 ついにクラスメイトの前で櫛田は本性を表してしまいました。

 暴走した櫛田はクラスを崩壊させようとお得意の『秘密』を言いふらしますが、堀北はそんな櫛田でさえも認める発言をして、櫛田の心を動かしました。

 

 このまま綾小路の作戦のみだったら、クラスは崩壊していたかもしれないので、堀北は綾小路の1歩先を進んだようにも見えて嬉しいですね!!

 6巻以降櫛田がどんなキャラでクラスと関わっていくのか見物です。猫かぶりは辞めて、孤立はしますが唯一堀北だけは話し相手という展開もいいですね!

 

 櫛田を退学させないことに決めた時点で出てくる問題は、誰を退学にさせるのかです。

 私はこの時点でクラスポイント300を失うことを覚悟していましたが、そこで綾小路から出てきた退学候補は衝撃的でした。

 『このクラスで現在OAAが最下位の生徒はーーー佐倉愛里だ』

 

 衣笠先生!こんな展開を用意するのはあんまりです(((;゚Д゚)))

 特別試験が終わった後の放課後に見せたいものがあるという約束も交わしている中で突如退学を突き付けるのは、本当に胸にくるものがありました。。。

 

 愛里の活躍するときは来るだろう来るだろうと思っていましたが、そんな機会はなく。今まで目に見える活躍が一度もないからこそ、クラスの不要人物の対象となり、退学となってしまいました。

 

 こうなってしまった元凶としては、櫛田ではなく、『八神』ですね。

 いつもの櫛田ならば自分の本性がバレてしまうようなこんな危険な橋は渡ることなく、危機感を覚えればすぐに反対に投じて逃げていたと思います。

 しかし、八神はその行動を封じるように先に動いていました。

 

 こうなることもおそらく予見はしていたと思うので、八神にとっても櫛田は所詮道具でしかなかったのだと思います。

 読者の方々も愛里退学に対するヘイトは八神に集めて見ていきましょう!綾小路が完膚なきまでに八神を叩きのめしてくれることを期待です!

考察

 今後焦点となるのは綾小路の行方です

 堀北が綾小路グループに大きな傷跡が残ったことに関して心配していたが、

 『いいんだ。むしろその方が好都合だったと思える日が来るかも知れない』

 と発言しています。

 

 グループから もしくは クラスから抜けることを示唆していると思われます。

 

 そこで想定されるのは、『綾小路がBクラスへの移動です

 

■Bクラスの気になること■
・最近の巻でBクラスの生徒の顔と名前がやたらと出てくること
・1年後に一ノ瀬に会いに行く約束
・一ノ瀬信者による思考停止でのBクラスの弱体化
・神崎の孤立
 
 最近のCクラスは綾小路が見なくてもやっていけるだけの実力がついてきています。
 綾小路が影から支えながら上り詰めていくのならば、いるべき場所はCクラスではなく、現状落ち目のBクラスと思われます。
 
 クラス移動には2000万問題がありますが、Bクラスに希望を見出せない神崎がこの状況をなんとかするためにBクラスからポイントを集め(奪い?)、最近ご執心である綾小路に助けを求めるのではとも考えていますが、2000万あれば神崎がAクラスに移動してしまいそうな気もします。。
 しかし神崎にとってもBクラスは大切であるのは変わらなく、やはり一緒にAクラスに上がりたいという気持ちは残っているのではと考えます。
 
 また、綾小路自身が2000万を獲得して、自らBクラスに移動するという選択肢も残っています。その場合2000万を誰から奪うかについては『八神』か『南雲』ではないか考えます。
 
 文化祭では退学などルールもなく、和やかなイベントとなっているので個人的に1位を取った場合に綾小路の退学とポイントなどを賭けてのバトルもあるのではと予想しております。
 綾小路としては3年生の『常に見られる』という作戦にストレスはたまっていると思うので、ここでそろそろ南雲潰しがあってもいいですし、ホワイトルームの八神との直接対決もそろそろ始まってくるとも考えています。
 
 私は神崎 もしくは 綾小路が2000万を入手して、3年生になる前の春休みあたりで綾小路がBクラスに移動する展開が来ると予想しております。

さいごに

 無人島試験のような肉弾戦のゴリ押しよりも、やはり高度な心理戦が よう実の醍醐味ですね!

 

 この巻で衣笠先生が愛理を退学にしたことについては賛否両論あるかもしれません。

 誰一人退学させないという平田やBクラスの考えでは、やはりAクラスへ上がるのは難しいと思いますので、残酷ですが成績下位を間引くのは一番合理的という考え方もありますね

 

 感情と論理どちらを優先するか。綾小路は完全に論理で動いているので、周りからの反感もより一層強まりそうな気もします。Cクラスでまともにクラスメイトと接していけるのがが、不安な点になります。

 

 愛里はいないですが、綾小路グループのメンバーがまた他愛無い話で笑いあえる描写があればいいなと願っています(´・ω・`)

 

 6巻は3,4か月後の発売になると思います。

 文化祭/体育祭/筆記試験などイベントが盛りだくさんなので、まだまだ楽しみは続きそうです!

 

 これからもよう実を応援して盛り上げていきましょう!!